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映画で英語!:ズートピア(Zootopia): Try to make the world a better place!

ディズニー作品は、基本的に子供向けなので難しい言い回しやスラングが少なく、発音がクリアで聞き取りやすく、会話のテンポもよいことから、リスニング教材としておすすめです。

特に、個人的に気に入っているのは、アナと雪の女王(Frozen)、Mr.インクレディブル(The Incredibles)、そして今日ご紹介するズートピア(Zootopia)です。

Zootopiaは2016年製作で2017年のアカデミー賞(アニメ作品賞)を受賞しています。

主人公は新米うさぎ警官ジュディ・ホップスとキツネ詐欺師ニック・ワイルドの二人。コメディながら、人種差別など社会問題をテーマに描いた心に残る作品です。

今日ご紹介する一節は、事件解決後、警察の式典でのジュディのスピーチです。

ジュディのスピーチ内容

When I was a kid, I thought Zootopia was this perfect place.
子供の頃、ズートピアは完璧な場所だと思ってました。

Perfect place: 完璧な場所、理想の場所

where everyone got along and anyone could be anything.
そこではみんな仲良く、誰でも何にでもなれるって。

get along: (人と)仲良くなる、上手くやっていく
・・・誰かと仲良くなるという場合は、get along with 〜とします。

Anyone can be anything: 誰でも何にでもなれる
・・・ここでは主文が過去形なので時制の一致でcanはcouldになっています。

Turns out the real world is a little bit more complicated, than a slogan on a bumper sticker.
でも、現実の世界は、バンパーステッカーのスローガンより、もう少し複雑でした。

turns out: 結局〜であることが分かる、〜になる
・・・ここでは主語(it)が省略されています。

bumper sticker: バンパーにスローガンや標語を貼るためのステッカー

Real life is messy.
実際の生活は厄介です。

messy: 散らかった、乱雑な、厄介な

We all have limitations.
私たちには皆限界があります。

limitations: 限界(ここでは能力的な限界)

We all make mistakes.
私たちは皆間違えもします。

make mistakes: 間違える、間違いを犯す、失敗する、罪を犯す

which means, hey, glass half-full,
つまり、楽観的にいうと(コップに半分も水が入っているとすると)

glass half-full: 直訳するとコップに水が半分入っているということですが、物の見方で、half-full と言えば「半分満たされている」、half-emptyと言えば「半分空っぽ」で、half-fullは「前向き」「楽観的」「ポジティブ」、half-emptyは「後ろ向き」「悲観的」「ネガティブ」を意味します。

We all have a lot in common.
私たちには多くの共通点があるということです。

誰でも、限界があるし、間違いも犯す、みんな同じ、ということです。

And the more we try to understand one another, the more exceptional each of us will be.
そして、お互いのことを理解しようとすればするほど、一人一人が特別な存在になっていきます。

the more 〜, the more 〜, は「〜すればするほど、〜だ」という構文です。”the”を忘れないで。

exceptional: 例外的な、普通と異なる、格別の、(能力等が)非常に優れた、並外れた

But we have to try.
でも、努力しなけばいけません。

So, no matter what type of animal you are,
だから、あなたがどんな種類の動物であっても、

no matter what: 何であっても、どんな〜でも、(whatever と同じ)

from the biggest elephant to our first fox,
一番大きい象であっても、最初の警察狐であっても、

I implore you.
お願いです。

implore: 懇願する、要請する

Try. Try to make the world a better place.
どうか努力してください。世界をより良い場所にするために。

make A B: AをBにする
・・・映画の冒頭のジュディが子供の頃の学芸会のシーンで、同じセリフを言っています。「ズートピアでは誰でも何にでもなれる。わたしは警察官になる。世界をより良い場所にするために」と。この映画のメインテーマともいえるメッセージです。

Look inside your self and recognize that change starts with you.
自分自身を見つめ直してください。その変化はあなたから始まるのです。

starts with you: あなたから始まる

It starts with me. It starts with all of us.
わたしから始まるのです。私たち一人一人から始まるのです。

世界をより良い場所にしていきましょう!
私たち一人一人の手で!


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