新海誠監督の最新作「天気の子(Weathering with you)」が、第92回アカデミー賞国際長編映画賞部門の日本代表に選出されました!
[chat face="13.jpeg" name="ウサギ" align="left" border=“blue" bg="blue"] おめでとうございます❗️[/chat]
ところで、国際長編映画賞部門ってあまり聞いたことがないような気がするなぁと思っていたら、それもそのはず、これまで「外国映画賞(Academy Award for Best Foreign Language Film)」と呼ばれていたものが、今回(2020年の第92回)から、「外国語(Foreign Language)」を賞名に付けるのは時代に合っていないとして、「国際長編映画賞(Academy Award for Best International Feature Film)」に名称が変更されたようです。
候補作選定方法は従来から不変です。
1国につき1作品が代表として選ばれ、その各国代表作から、候補が選出され、候補作の中から、次回(2020年2月9日)の授賞式で受賞作が発表・表彰されることになります。
前回(第91回)では、日本代表の「万引き家族」を含む5作品がノミネートされ、メキシコ代表のNETFLIXオリジナル作品「ROMA/ローマ」が受賞したのは記憶に新しいかと思います。
日本代表が同賞にノミネートされたのは、その前は2009年の第81回、「おくりびと」でその時はノミネートだけでなく受賞しています。
第92回国際長編映画賞日本代表は「天気の子」
一部報道では、今回の変更に伴い、通常の映画だけでなく、アニメやドキュメンタリーも含まれるようになったとしたものもありますが、今回の変更は名称だけで、選考方法には変更はありません。
アニメは通常、外国アニメを含め、長編アニメ賞(Academy Award for Best Animated Feature)にノミネートされますが、外国映画賞でも過去には、1998年に「もののけ姫(Princes Mononoke)」が日本代表としてエントリーされたことがあります。もっとも、エントリーだけでノミネートはされませんでしたが。
今回の天気の子のエントリーにあたっては、もののけ姫以来のアニメ作品のエントリーである点、そして、新海誠監督の代表作「君の名は(Your Name)」は長編アニメ賞でノミネートされなかった点、今回はリベンジだが、長編アニメ賞ではなく、国際長編映画賞で応募された点などがフォーカスされています。
関連する英語記事では以下のように紹介されています。
見出し
Weathering With You Selected as Japan’s Pick for Oscars’ Best International Feature Film
天気の子;アカデミー国際長編映画賞、日本代表に選定
英文記事の特徴として、「基本的に、前置詞を除き、各単語の最初の文字を大文字にする」、「受け身のBE動詞は省略する」があります。
この見出しも上記特徴に沿っていますね。
リード
Makoto Shinkai's Your Name may have been snubbed for an Oscar several years ago, but Japan is hoping history will not repeat itself again. 新海誠の「君の名は」は数年前アカデミー賞では相手にされなかったが、日本は歴史は繰り返さないと思っている。
After the director's beloved movie was denied a nomination for Best Animated Feature, new reports confirm Japan's decision to pick Shinkai's latest film Weathering With You as its International Feature Film pick. 新海監督の人気作が長編アニメ賞にノミネートされなかったことを受け、日本は新海誠の最新作「天気の子」を国際長編映画賞にエントリーすることを決めた。
beloved: 愛しい、愛すべき
deny: 否定する
feature: 長編映画
According to The Hollywood Reporter, Shinkai's film has been set as the Japanese pick for Best International Feature Film at the 2020 Academy Awards. ハリウッドのレポーターによると、新海誠監督の映画(天気の子)は、2020年アカデミー賞で国際長編映画賞の日本代表に選定された。
The film will be pitted against a slew of others title like Our Mothers from Belgium, Homeward from the Ukraine, and more. 映画(天気の子)は、ベルギー代表の”Our Mothers”, ウクライナ代表の”Homeward” などと競うことになるだろう。
pit: 〜を戦わせる、競わせる、競争させる
・・・他には、名詞として、穴、、動詞として、穴を掘る、などの意味があります。
a slew of: たくさんの、おびただしい数の
homeward: 帰途の、家路に向かう
As for the category itself, the addition of Weathering With You marks a milestone. この部門(国際長編映画賞)に関しては、天気の子のエントリーは事件だ。
The film is the first anime feature to be picked for consideration in more than 20 years. この映画(天気の子)は、過去20数年でエントリーされた唯一の長編アニメ作品となる。
Back in 1998, Japan selected Hayao Miyazaki's Princess Mononoke as its Best International Feature Film entry. 過去には、1998年に、宮崎駿監督のもののけ姫が、国際長編映画賞(当時は外国映画賞)に日本代表として選定されたことがあるだけだ。
milestone: 道しるべ、道標、節目、画期的な出来事、事件
[chat face="13.jpeg" name="ウサギ" align="left" border=“blue" bg="blue"] 天気の子、既に興行収入100億円を超えましたが、このアカデミー賞エントリーを機に、ますます頑張って欲しいですねー。[/chat]