2020年8月18日、ロンドンで「ワーナー・ブラザーズ・スタジオ・ツアー・ロンドン:メイキング・オブ・ハリー・ポッター」(Warner Brothers Studio Tour London The Making of Harry Potter)を運営するワーナー ブラザース スタジオツアーズは、ワーナー ブラザース ジャパン、西武鉄道、伊藤忠商事、芙蓉総合リースと、「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 メイキング・オブ ハリー・ポッター」オープンに向けて正式に契約を締結したと発表しました。
この8月に閉園する東京都練馬区「としまえん」跡地の一部敷地を利用するもので、2023年前半のオープンを目指すそうです。
ロンドン郊外にある「ワーナー・ブラザーズ・スタジオ・ツアー・ロンドン:メイキング・オブ・ハリー・ポッター」は、ハリー・ポッター・シリーズの映画で実際に使われたセットや小道具を実際に体感できる映画ファンにはたまらないウォーキング型スタジオ・ツアーです。
実際に使われた本物を置いているのが「売り」で、当然、同じものが二つあるわけではないので、「東京」に何をどうおくのか、まだ何も具体的発表はありませんが、とても気になるところです。
実際に映画で使われたものではないけど、同じものを作り直すのか?、「ロンドン」のものを一部持ってくるのか??、特に目玉となる、グレイト・ホール、ホグワーツ魔法魔法学校、ホグワーツ・エクスプレスは一体どうするんだろう、と今から気になって仕方ありません。
ロンドン郊外の「ワーナー・ブラザーズ・スタジオ・ツアー・ロンドン:メイキング・オブ・ハリー・ポッター」ってどんなところ?
かくいう私はハリー・ポッター・ファンで、以前、ロンドンに数年住んでいた際に、この「ワーナー・ブラザーズ・スタジオ・ツアー・ロンドン:メイキング・オブ・ハリー・ポッター」(Warner Brothers Studio Tour London The Making of Harry Potter)に4回ほど遊びに行きました。
なぜ何回も行ったかというと、季節によって出し物が微妙に変わるからです。
中でも一番の売りは、ホグワーツ魔法魔術学校で、クリスマス・シーズンは、雪景色に変わります。
ファンにとってはよだれが止まりません。
写真を交えてご紹介します。
が、その前に、まず公式ページから、「ワーナー・ブラザーズ・スタジオ・ツアー・ロンドン:メイキング・オブ・ハリー・ポッター」の歴史について紹介します。
設立の歴史
引用元:https://www.wbstudiotour.co.uk/our-history/
The Harry Potter film series made Leavesden its home for more than ten years.
ハリー・ポッター映画シリーズはリーブスデン撮影所を10年以上ホームスタジオとしてきた。
As the books were still being released while the films were being made, the production crew saved many of the iconic sets, props and costumes that were created especially for the films – just in case they were ever needed later on in the series.
映画が作られている間、本もまだ続いていたことから、制作スタッフは映画のために特注された象徴的なセットや小道具や衣装の多くを保存し、シリーズの他の作品でもいつか後で使われる場合に備えた。
Leavesden: リーブスデン撮影所
・・・ロンドンの北西約30kmにあるワーナ・ブラザースの撮影所で、ハリー・ポッター・シリーズの撮影がされた場所で、このアトラクションがある場所です。
Once filming wrapped on Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2 in 2010, the production crew were left with a treasure trove of thousands of intricate and beautifully-made artefacts, many of which wouldn’t have been saved on a typical production.
2010年にハリー・ポッターと死の秘宝パート2の撮影が完了すると、製作スタッフには何千もの複雑で美しく作られた工芸品の宝の山が残された。その多くは、他の映画には転用できないものだった。
The team behind Warner Bros. Studio Tour London – The Making of Harry Potter wanted to preserve and showcase these iconic props, costumes and sets so that Harry Potter fans could experience the magic of filmmaking first-hand.
ワーナー・ブラザーズ・スタジオ・ツアー・ロンドン・メイキング・オブ・ハリー・ポッターのチームは、これらの象徴的な小道具や衣装やセットを保存し展示し、ハリー・ポッター・ファンが映画製作の魔法を直接経験して欲しいと考えた。
Many of the original cast and crew returned to reassemble the sets and record their memories from filming, and on 31st March 2012, the Studio Tour opened its doors.
オリジナルのキャストやスタッフの多くがセットを再構築するために再結集し、映画撮影の思い出を記録し、そして2012年3月31日、スタジオ・ツアーの扉がオープンした。
Set adjacent to the working film studios where all eight Harry Potter films were made, the Studio Tour offers visitors the unique opportunity to explore two soundstages and a backlot filled with original sets, animatronic creatures and breathtaking special effects.
ハリー・ポッター映画シリーズ8作全てが撮影された映画スタジオに隣接したセットで、スタジー ・ツアーは来訪者にオリジナル・セット、自然な動きをするクリーチャーや息をのむような特殊効果で満ちた二つの防音スタジオと野外撮影所を探検するという特別な機会を提供する。
映画で実際使用されたオリジナルのセット、小道具、衣装
上の歴史を読んで頂くと分かるように、10年以上蓄積された膨大な映画のセット、小道具、衣装の宝の山を、ファンに公開し、直接魔法の世界を感じてもらおう、というのがこのアトラクションの最大の売りです。
グレート・ホール(大広間)
ツアーの目玉はなんと言っても一番最初のグレート・ホール(Great Hall)です。
イントロダクションとこのグレート・ホールまでが団体行動で、その後は自由に見て回ることになります。
イントロダクションの後、ホグワーツ魔法魔術学校の正門の扉を開け、グレイト・ホールに入ります。
ちなみに、私が行った時はいつも、誰か今日が誕生日の人いる?と聞かれ、その中から一人が撰ばれて扉を開ける栄誉を与えられていました。
扉を開けると実際に映画で使われたグレート・ホールのセットが広がります。
壁際には、各寮の生徒達の衣装、正面奥には、ダンブルドア、マクゴナガル、スネイプ、ハグリッドなど先生方の実際に使われた衣装が飾られています。
なお、グレイト・ホールはオクスフォード大学の がモデルと言われています。
このオクスフォード大学のモデルを紹介した関連記事もご覧ください。
小道具
小道具は色々なものが展示されています。
「秘密の部屋」の入り口の蛇の紋様の扉、ウィーズリー家の居間、ニンバス2000、グリフィンドール寮への動く階段、主要登場人物が使っていたそれぞれの魔法の杖、、、
挙げ出したらキリがありません。
ホグワーツ・エクスプレス
ホグワーツ・エクスプレスも目玉の一つです。
元々別の場所にあったものを途中で持ってきたのですが、大きすぎて建物の中に入らなかったため、一旦解体し、建物の中で改めて組み立てたそうです。
外から見るだけでなく、客車の中に乗ることもできます!(ちょっと狭いですけど、、)
屋外スペース
屋外スペースには、ホグスミード村、ホグワーツの谷に掛かる回廊、空飛ぶ魔法の車、ハグリッドの空飛ぶサイドカーなどがあります。
休憩所もあり、バタービールを実際に飲むことができます。
特殊効果
特殊効果のセクションでは、ハグリッド、ホビー、ゴブリン、様々なクリーチャーを見ることができます。
ダイアゴン横丁
ダイアゴン横丁のセットには、グリンゴッツ銀行やウィーズリーの双子が経営してするジョークショップのセットもあります。
ホグワーツ魔法魔術学校
最後は、最大の目玉、ホグワーツ魔法魔術学校の全景撮影用セットです。
クリスマスシーズンには雪化粧となります。
まとめ
如何ですか?
ファン垂涎と言った意味がわかって頂けたでしょうか?
ここで冒頭の疑問ですが、全て実際に映画で使われたセット、小道具、セットなので、「東京」ではどうするんでしょう??
同じものが二つあるわけではないので、レプリカを作るのでしょうか?
あるいは季節限定でオリジナルを持ってくるのでしょうか?
「東京」の全容が明らかになるにはまだまだ時間がかかりそうです。
待ち遠しいですね!
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