2)継続支える勉強法

【音声•字幕機能解説付き】英語学習におすすめの定額制動画配信サービス(VOD)は?

出始めの頃は、無料のTV放映があるし、レンタルビデオで好きな映画も安く見れるのに、わざわざ毎月お金を払って無駄になるんじゃないのかと、日本での定着が疑問視されていた定額制動画配信サービスですが、今やすっかり定着し、様々なサービスが乱立する中、どこに入ったらいいのか悩む方も多いのではないでしょうか?

かくいう我が家も、Amazon Prime、Netflix、Disney+、Huluの4サービスに加入しています。
一時は、それに加えてU~Next、FOD、Paraviにも加入し、同時に7サービスも使用していました。

流石に7サービスは無駄と4つに絞り込んだのですが、たまにどうしても見たい作品が他のサービスでしかやっていない場合は、1ヶ月だけ加入するというような変則技も使っています。

そうしなければならないのは、各社のサービスは微妙に異なり、どこか1つのサービスで全てのコンテンツを網羅するということは決してないからです。

各サービス毎に、得意分野があるのですが、英語学習の観点から、各社毎にどういった特徴があるのか、どこが結局おすすめなのか、整理してみます。

各社コンテンツの特徴

各社コンテンツには、それぞれ特徴があります。

英語学習の観点からは、映画、海外ドラマ、アニメが中心になりますので、そうしたコンテンツについて、英語がどのように使われているかを、順番に見ていきます。

Amazon Prime Video

Amazon Prime VideoはAmazon Prime会員の特典の一つです。

月500円(年払いなら年4,900円、月換算408円)で、Amazon Prime Videoだけでなく、Amazonで購入した配送品の最短翌日無料配送、200万曲が聴き放題のAmazon Music Prime、様々なジャンルの本、雑誌、マンガ、洋書などが追加料金なしで読めるPrime Readingが付いてくるとってもお得なサービスです。

Amazon Prime Videoはコンテンツも充実しています。

外国映画、日本語映画、日本のTVドラマ、海外ドラマなど幅広くカバーしている点が特徴です。

Amazonオリジナル作品も海外制作、日本制作両方あります。

左上隅に斜めのPrimeマークの帯が付いた作品は追加料金なしですが、一部有料(レンタル、購入)作品もあります。

音声・字幕オプション

Amazon Prime Videoの特徴は、同じビデオ上で、音声・字幕オプションを選択するのではなく、最初から、吹替版と字幕版として別々に分類・掲載されている点です。

カテゴリーとして最初から吹替版映画、字幕版映画として分かれています。

字幕版では、エピソード一覧画面の言語設定で、音声・字幕を確認できるようになってはいるのですが、基本的に、音声はオリジナル(英語版は英語)、字幕は日本語のみで、英語字幕を選択できるようにはなっていません。

日本語意味を目で確認しながら、耳で聞き取れきれない英語音声を完全な英語文章として頭の中で英作文する、といった練習にはいいのですが、英語スクリプトで文字で確認できないのは難点です。

なお、この日本語意味を目で確認しながら、英語音声をシャドーイングする(あるいは頭の中でだけシャドーイングする)というのは、コンテンツ・シャドーイング(英語音声を聞いて意味・内容を理解する)を補完する逆コンテンツ・シャドーイングとも呼べる勉強法だと思っています。

いきなり英語字幕をみてしまうと、答えを見てしまうに等しく、自分で考えません。ある意味受け身になってしまうのですが、この逆コンテンツ・シャドーイングは能動的に頭を使うという点で、効果的な勉強法ではないかと思います。

Amazon Prime 無料体験 (公式ページ)

Netflix

GAFA+N(Google, Apple, Facebook, Amazon)やFAANG(Facebook, Amazon, Apple, Netflix, Google)と呼ばれるように、Netflixもまた、世界を牽引するIT企業の雄です。

世界190ヵ国以上で配信事業を展開し、2020年末時点で世界中で2億人以上の契約者数を誇る世界最大の動画配信会社です。

Netflixは1997年創業、1998年に世界で初めてウェブサイトによるDVDレンタルサービスを開始、2007年に本格的にビデオ・オン・デマンド方式によるストリーミング配信サービスを開始します。

映画、ドラマ、アニメと幅広くカバーしますが、特に海外ドラマ、アニメは充実していると感じます。

オリジナルコンテンツ制作にも力を入れていて、メキシコを舞台にしたスペイン語映画のROMA/ローマは、第91回アカデミー賞外国語映画賞を受賞(2019年2月)。配信作品がアカデミー賞を受賞というのは画期的で賛否両論を引き起こしました。

日本での展開は2015年からです。2015年にネットフリックス株式会社を設立し、日本での配信事業を開始、すぐにオリジナルコンテンツとしてテラスハウス新シーズンの制作・配信を開始したことで注目を集めました。

日本発のオリジナルコンテンツとしてはアニメ制作に力を入れています。

2018年にProduction I.Gとボンズと包括的業務提携を締結したのを皮切りに、2019年にはアニマ、サブリメイション、デイヴィッドプロダクション、2020年にはサイエンスSARU、MAPPA、ANIMA&COMPANY、Studio Mirとも包括的業務提携を締結、次々とNetflixオリジナルアニメを制作・配信しています。

既存作品の海外配信権獲得にも力を入れていて、2020年1月にはスタジオ・ジブリ21作品の配信権を獲得、日本を除く191ヵ国で順次配信を開始しています。

そうした経緯もあり、Netflixは、映画、海外ドラマ、オリジナルコンテンツ、アニメに強いといえます。

料金はベーシックプランで990円、スタンダードプランで1,490円、プレミアムプランで1,980円。上のプランになるほど画質が良くなり、同時視聴できる画面数が増えるので、家族で共有すると1人あたりコストは下がります。

また基本的には全ての作品を追加料金なしで見ることができるので、結局割高になるなんてことはありません。

音声・字幕オプション

Netflixの音声・字幕は、音声・字幕オプションから選択できます。

アメリカ映画・ドラマであれば、音声は英語か日本語、字幕は英語か日本語か字幕なしから選択できます。

英語音声・英語字幕の組み合わせも可能です。

学習のやり方としては、まず日本語音声または英語音声・日本語字幕で、日本語で内容を理解した上で英語を頭の中でシャドーイング、次に英語音声・英語字幕で英語で内容を理解・音声を正確に確認、その上で最後に、英語音声・字幕なしで英語を聞き取り・理解する、これができるようになるまで、何回も同じ映画・ドラマを見まくる、ということができます。

テラスハウスなど海外配信を想定しているNetflixオリジナル作品は、日本で制作されたものでも、英語字幕が付いています。

英語文化を背景に英語の文脈で語られる英語を理解できるようになるためには、アメリカやイギリスなど海外制作の映画・ドラマを見た方がいいですが、日本文化を背景にした日本語の文脈で語られる内容を英語に翻訳して外国人に説明できるようになるためには、日本で製作された作品の英語字幕は大変参考になります。

その意味では、日本アニメの英語字幕も有益です。

Netflixでは、日本アニメも、全部ではありませんが、英語字幕が選択できるものもあります。

特にNetflixオリジナルアニメは海外配信を想定しているので英語字幕付きになっているものが多いようです。

Netflixオリジナルアニメ「極道主夫」は、音声は英語、ポルトガル語、日本語、日本語副音声、字幕は英語、ポルトガル語、中国語、韓国語、字幕オフからと英語以外の言語も選ぶことができます。

Netflixオリジナルアニメは、アニメ制作会社にとってもメリットがあります。

日本のアニメ産業は労働環境が厳しいと一般にいわれていますが、Netflixは要求水準は厳しいものの、予算は潤沢で、アニメ制作会社は目先の利益に囚われず、中長期的視点を持った運営が可能になるといわれています。

WINーWIN関係が期待できるだけに、Netflixオリジナルアニメはこれからもどんどん増えることが期待され、そうなると、英語を含めた外国語対応されたアニメ配信も増えてくると予想されます。

Disney+

2019年3月、日本ではディスニーデラックスとして日本むけ定額制動画配信サービスが始まりましたが、2020年6月、Disney+が始まり、ディスニーデラックスはDisney+に統合されました。

Disney+は、米国では2019年11月に開始した定額制動画配信サービスで、ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナル・ジオグラフィック、20世紀スタジオ(旧20世紀Fox)と、ディズニー系列企業作品の専門チャンネルで、他の動画配信サービスとは一線を画します。

Disney+オリジナル作品も充実しています。

スカイウォーカー・サーガ本編が完結したスター・ウォーズのピンオフ作品マンダロリアン、アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したソウルフルワールド、などオリジナル作品といっても質の高い作品が目白押しです。

ドキュメンタリーも興味深い作品がいっぱいあります。

中でも、20話から構成されピクサーに関わる様々な職種の人に焦点を当てたピクサーの舞台裏、6話からなるアナと雪の女王2メイキングなど、見応えある作品がいつくもあります。

ディズニー系列作品は他の動画配信サービスでは原則見ることができませんので、ディスニー系列作品を見たいなら、Disney+は必須です。

ディスニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズとこれだけ人気作品が盛り沢山で、料金が月額770円と割安なのも魅力、というかとってもお得です。

劇場公開と同時にDisney+上でも公開する作品やDVD・Bluray発売と同時に公開する作品も最近増えています。その場合は有料ですが、それ以外の大半の作品は基本的に追加料金なしで見ることが可能です。

音声・字幕オプション

再生画面右下の吹き出しマークをクリックすると、音声・字幕オプションを出することができます。

基本的に、音声は日本語か英語、字幕は日本語か英語か字幕オフが選択でき、その組み合わせは自由です。

学習のやり方としては、NETFLIXと同じで、まず日本語音声または英語音声・日本語字幕で、日本語で内容を理解した上で英語を頭の中でシャドーイング、次に英語音声・英語字幕で英語で内容を理解・音声を正確に確認、その上で最後に、英語音声・字幕なしで英語を聞き取り・理解する、これができるようになるまで、何回も同じ映画・ドラマを見まくる、ということができます。

特に、ディズニー・ピクサー作品は、基本的に子供向けなので、英語がシンプルで発音がクリアー、スラングも少ないので、リスニングの練習には最適です。

内容も面白いので、何回繰り返して見ても飽きません。

英語リスニングの練習素材としては、最強のメディアといっていいでしょう。

Hulu

Huluは日本テレビ系と思っている方が多いと思いますが、実は元々は2008年に米国で開始されたサービスです。

2011年に日本進出しましたが、2014年に日本テレビが子会社化し、日本Huluとして米国Huluから独立したものです。

日テレ系なのに海外作品にも強いというのは、そういった経緯があるからだと思います。

実際、Huluは、映画、ドラマ、アニメなど幅広くカバーしますが、特に海外ドラマが充実しています。

例えば、人気米国ドラマGame of Thronesは、Amazon Prime VideoとHuluでしか見れませんが、Amazon Prime Videoでは、シーズン1からシーズン7までは追加料金なしですが最終章シーズン8は有料。一方、Huluでは全シーズンが追加料金なしで見ることができます。

ニュース、音楽、ドキュメンタリー、スポーツ、バラエティなども充実していてカバー範囲はかなり広いと言えます。

月額1,026円(iTune Store決済は1,050円)。大半の作品は追加料金なしで見れますが、劇場公開から間もない最新映画や限定配信のHuluでしか見れない海外ドラマなど一部有料作品(レンタル、購入)はHuluストアで購入する仕組みです。

音声・字幕オプション

Amazon Prime Videoと同様、最初から吹替版と字幕版に分かれて掲載されています。

Amazon Prime Videoと違うのは、字幕版はさらに字幕の選択ができる点です。

再生画面右上の歯車(設定)をクリックし、さらに字幕設定オプションを選択すると、字幕設定画面で、日本語、英語、字幕オフから選択可能です。

まず日本語字幕、次に英語字幕、最後に字幕なし、とNetflixやDisney+と同じように、段階を追って練習できるので、英語学習に適しています。

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英語学習の観点からはどのサービスがお薦めか?

英語学習の観点からは、英語コンテンツの充実度と音声・字幕オプションの自由度が重要と考えます。

英語コンテンツの充実度比較

英語コンテンツの充実度という点では、各社得意分野が微妙に異なるので、好き好きはあるのですが、個人的には、1位:Disney+、2位:Hulu、3位:Netflix、4位:Amazon Prime Video、といったところでしょうか。

Disney+は、基本的に全てが英語作品であること、内容のわかりやすさ、発音の明瞭性、人気作品の数、繰り返し見ても飽きない面白い作品が多いこと、ディズニー作品は子供向けなので長すぎないこと、などなど英語学習としては、4サービスの中で断トツに適しているといえます。

2位から4位については僅差ですが、ここでは、海外ドラマの充実度に重きを置きました。

Netflixは日本制作のオリジナルコンテンツ(アニメやテラスハウス等)で英語字幕付きのものがある点も高評価です。英語文化で語られる英語を理解することが一義的には重要ですが、日本文化で語られる日本語をどう英語に訳すかも、日本文化の英語発信という観点からはとても大切だと思います。

音声・字幕オプションの自由度

音声・字幕オプションの自由度という点では、同率1位:Disney+、Netflix、3位:Hulu、4位:Amazon Prime Video、だと思います。

Disney+とNetflixは、音声で日本語・英語、字幕で日本語・英語・字幕なし、を自由に組み合わせることが可能で、段階を追って、徐々に英語に慣れていくことができます。

Huluは、字幕は日本語・英語選択できますが、音声が吹替版と字幕版に分かれているので、英語音声と日本語音声の切り替えが面倒です。

Amazon Prime Videoは英語字幕が基本的にない点が難点です。

総合

英語コンテンツの充実度と音声・字幕オプションの自由度を総合的に勘案すると、個人的なお薦めは、1位:Disney+、同率2位:Hulu、Netflix、4位:Amazon Prime Video、です。

是非、参考にしてみてください。

各社サービスの利用者数の比較

ところで、各サービスの世間一般の人気はいったどうなっているのでしょうか?

その意味で、参考になる面白いサイトを見つけましたのでご紹介します。

「英語学習ひろば」さんの記事「【定額見放題】VODサービス人気ランキングに関する調査結果」です。

https://hitononayami.com/vod-survey/

運営者のKentoさんが500名を対象にアンケート調査を行った結果、最も利用しているサービスは、1位:Amazon Prime、2位:Netflix、3位:Hulu、4位:Uー NEXT、5位:dTV、となっています。

出所:https://hitononayami.com/vod-survey/

これは、「英語学習目的」ではなく、一般目的で聞いているためだと思われます。

実際、なぜそのサービスを使っているかの理由で多かったものを見ると、Amazon Primeは「送料無料のプライムになったらVODサービスもついてきたため、そのまま利用しているという声が多かった」とKentoさんも分析しています。

出所:https://hitononayami.com/vod-survey/
出所:https://hitononayami.com/vod-survey/

確かに、Amazon Prime Videoは、Prime会員になる「おまけサービス」としては凄すぎるし、Prime会員自体月500円と破格の安さです。もちろん、Amazonで買い物をしてくれる会員向けサービスだからこその安さではありますが、コスパという点では最強でしょう。

まとめ

定額動画配信サービスは、各社特徴があり、どこがよいかは、個人の好みによるし、何を重視するかによると思います。

世間一般では、コスパの観点からAmazon Prime Videoが一番普及しており、次にGAFA+NとGAFAに並んで称されるIT業界の巨人Netflixがやはり強いようです。

ただ、英語学習の観点からは、英語コンテンツの充実度と音声・字幕オプションの自由度が重要です。

その観点からいうと、個人的なお薦めは、1位:Disney+、同率2位: Hulu、Netflix、4位:Amazon Prime Video、です。

でも、結局どれも捨てがたく、我が家は4サービスとも入っているのですが(LOL)!

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