映画で英語!

映画で英語!:テネット(TENET)を読み解く7つのフレーズ!

クリストファー・ノーラン監督の話題作TENET、見てきました!

評判通り、いや評判以上の面白さ!
謎の多いスリリングなストーリー展開とアクションシーンの連続で2時間半という長さを全く感じさせません。

物理学に基づいた時間の逆行を映像化したことに注目が集まっていますが、007並みのスパイ映画として、大いに楽しめる作品になっています。

本記事では、TENETを見ていて、映画を読み解く鍵ともなる、心に残ったフレーズをご紹介します。

以下、あまり書きすぎないようにしますが、一部ネタバレを含みますので、まだ映画を見ていない方はご注意ください。

1)I’m the protagonist of this operation.

この映画の主人公には名前がありません。

ウィキペディアを読むと、主人公は「名もなき男」と紹介されていますが、英語では、The Protagonistとされています。

protagonistは「主人公」「主役」という意味です。

単に台本上、名前がないので主役と置いたのかと思ったら、そうではなく、映画の中で何度か使用されるキーワードです。

使用する相手は、ムンバイの武器商人の妻プリヤです。物語の中盤過ぎと終盤で使われます。

最初は彼女にある依頼をするとき。そして次は、決め台詞的にI’m the protagonist of this operation. 「俺がこの作戦の主役(黒幕)だ」です。

なるほど!こういうことか!と納得する一言です。

そして、もう一度最初から見たくなる(結末を知った上で伏線を確認したくなる)、見たくさせる意味深な一言です。

2)No one cares the bomb that didn’t go off.

「爆発しなかった爆弾は誰も気にしない」、スパイの本質を言い当てたニールの鋭い言葉です。

We’re the people saving the world from what might have been.
俺たちは起こったかもしれないことから世界を救っている。
The world will never know what could happen.
世界は何が起こったかもしれないかは決して気にしない
And even if they did, they wouldn’t care.
そして世界は知ったとしても、気にしない。
Because no one cares about the bomb that didn’t go off.
だって、爆発しなかった爆弾のことなんて、誰も気にしないからね。
Only the one that did.
爆発したものしか気にしないんだ。

今もどこかでスパイが世界の平和のために命をかけているのかもしれません。

でもその活動は私たちは決して知ることはない、ということです。

3)What’s happened, happened.

「起きたことはしょうがいない」

直訳は「起きたことは起きた」です。「起きたことは変えられない」ということです。

よく使われる慣用句ですが、ここではもう少し深い意味があるように思えます。

タイムパラドックスや多元宇宙については、映画の中でも少し語られますが、ここでは、たとえ時間の逆行があっても、それは過去を変えることではない、過去と未来が同時に存在しているということを示唆しているのだと思います。

映画の中で、何度か使われるキーワードでもあります。

4)Lying is the Standard Operational Procedure

「嘘は常套手段さ」

このセリフも映画の中で何度か使われるキーワードです。

スパイが絡んだ戦いは騙し合いとも言えますが、相手を出し抜いたときに、決め台詞として使われます。

Standard Operational Procedureは「標準事務手続き」です。スパイのマニュアル、といったところでしょう。

5)Don’t try to understand it. Feel it.

「理解しようとしないで。感じるのよ」

TENETの研究所で、時を逆行する銃弾を見て驚く主人公に対し、科学者バーバラがいうセリフです。

エントロピーといわれてもよくわからないよ、とお嘆きの方、難しい物理の法則は分からなくても大丈夫です。ただ感じればいいんです。

TENETは、難しいことが話題になっていますが、難しさをも面白いと感じさせる凄さがあります。

そんなこの映画の本質をも説明した一言です。

6)See you in the beginning, friend.

ラスト近くで、主人公の相棒ニールが帰るとき、これで最後(end)だと言うと、主人公が「でも俺にとっては始まり(beginning)なんだろ」と応じます。

それに対し、ニールが言う言葉がこれ、See you in the beginning, fríend.「始まりで会おう」です。

ここでもまた時間が前からと後からと交錯しています。

粋なセリフです!

7)TENET

TENETは「教義」という意味ですが、前から読んでも後ろから読んでもTENETとなる回文です。

この回文に何の意味があるのだろうと思っていましたが、映画を見て、よく分かりました。

この回文は、前(forward)から進むと、後ろ(backward)から進む(時間の逆行:inversion)、そして、前からと後ろからで挟み込む、という、映画の中で繰り返し示される作戦そのものを示唆しているといえます。

映画を見た人にしかわからない、そしてもう一度見たくなる、よく練られたタイトルです!

まとめ

TENETは面白い映画というだけでなく、心に残るセリフの多い、印象的な映画でもあります。

是非、映画を見て、あなたのお気に入りのセリフを探してみては如何でしょうか?

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