「英語耳:歌や映画等好きな素材を繰り返し真似するParrot’s Lawはリスニング力向上におススメ」で書いたように、知らない発音は理解出来ません、逆に、リスニング力向上には、正しい発音を理解する必要があります。
カタカナ英語の弊害はいろいろありますが、ここでは「オー」と「オウ」の違いについて触れます。
発音記号では、「オー」は「ɔː」、「オウ」は「ou」となります。
発音自体はそれほど難しくありませんが、問題はカタカナ英語の氾濫でどれが「ɔː」でどれが「ou」かが、多くの人があまり意識しておらず、区別されていないことです。
「オー」と「オウ」:「英語」と「カタカナ英語」の具体例
具体例で、見てみましょう。
オウの単語 | 発音記号 | カタカナ英語 | オーの単語 | 発音記号 | カタカナ英語 |
boat | bóut | ボート | bought | bɔ́ːt | —- |
coat | kóut | コート | caught | kɔ́ːt | —- |
loan | lóun | ローン | lawn | lɔ́ːn | —- |
low | lóu | ロー | law | lɔ́ː | ロー |
sow | sóu | —- | saw | sɔ́ː | —- |
bowl | bóul | ボール | ball | bɔ́ːl | ボール |
coal | kóul | コール | call | kɔ́ːl | コール |
only | óunli | オンリー | |||
old | óuld | オールド | |||
cold | kóuld | コールド | |||
don’t | dóunt | ドーント | |||
most | móust | モースト |
日本人は「オウ」が苦手
上の例を見て気付いた方も多いと思いますが、日本語では「オウ」という発音はあまり馴染みがないためでしょうが、カタカナ英語では大抵「ɔː」も「ou」も両方「オー」になります。
どの単語が「オウ」なのか主な単語だけでも理解しておくと、それだけで随分違うと思います。
Spell に正確な法則はありませんが、上の例で見る限り、傾向として、「oa」「ow」「on」「ol」は「オウ」と発音、「aw」「all」は「オー」と発音することが多いようです。
[chat face="17.jpeg" name="ウサギ" align="left" border=“blue" bg="blue"] オンリーはオウンリー、住宅ローンは住宅ロウン、が正しい発音なんだ[/chat] [chat face="19.jpeg" name="カメ" align="right" border=“red" bg="red"] カタカナ英語の弊害だね[/chat]
・日本語(カタカナ英語)では、「オウ」も「オー」も「オー」と発音
・どれが「オウ」かキチンと区別しよう
・「oa」「ow」「on」「ol」は「オウ」と発音することが多い
覚えたことを実践しよう
覚えたことを実践する方法はいろいろありますが、発音についてはテストで定着確認するのが有効です。
独学であれば学習アプリが使い勝手がいいですが、最近テレビCMも盛んなリクルート社のスタディ・サプリがおすすめです。
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発音対策という観点からも、TOEIC練習問題の方が結果が目に見えると思います。
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