「英語耳」は英語教育評論家の松澤喜好先生が2004年に出版したベストセラーです。
私も当時「英語耳」と続編「英語耳ドリル」(2005年出版)を購入し愛読しました。
「英語耳」の基本的考え方は「知らない音は聞き取れない」です。
松澤先生は「英語耳」の序文で以下のように述べています。
英語には、ぜんぶで43個の音があります。日本語とほぼ同じといっていい音は、そのうちの5個か6個ぐらいです。
我々の脳には、知らない音を聞いたときに、知っている音に無意識に置き換えてしまう性質があります。日本人がよく知っている音は「カタカナ」です。つまり、多くの日本人は、英語を聞いたときにカタカナに置き換えて聞いているのです。知っている単語ばかりの英語でさえ聞き取れないのはこのためです。
これを解消するためには、英語の正しい音を知る必要があります。
・知らない音は聞き取れない
・ヒアリング向上には、英語の正しい音を知る必要がある
“Parrot’s Law”, リスニング力向上におススメの練習法
本書で松本先生が勧めている練習法は「Parrot’s Law」です。Parrotとはオウムの意味です。オウムが人の口真似をするように、英語を繰り返し口真似することで発音を体で覚える方法です。
具体的には、自分の好きな歌や映画などの生の素材を選び、それを徹底的に繰り返して聴き、声に出して話すことで、生きた発音とリスニング力を身に付けます。
実は、私のこのブログも基本的にこのParrot’s Law と同じ考え方に沿っています。
繰り返し練習するための、歌や映画やAudiobook等の楽しい素材を紹介したいと考えています。
多読・多聴よりも、気に入ったものを見つけたら、何度も繰り返し使う精読・精聴をおススメしています。
・自分の好きな歌や映画等生の素材を何度も繰り返し真似することが大切
・このブログでは、歌や映画、Ausiobook、アニメ等楽しい生の素材を紹介します