英語学習用の動画教材として、ディズニー作品はおススメです。
理由は、
(1)発音がクリアーで初心者でも聞き取りやすい、
(2)会話シーンが多い(映画として面白くてもアクションシーンが多いと会話量が少なく学習教材としては非効率)、
(3)お話として面白く何回見ても飽きない
(4)海外TVドラマは話が面白い人気シリーズは何シーズンも続き、話数が多いため、繰り返し見るには不向き。ディズニーアニメは1時間半から2時間弱で、繰り返し見るには丁度いい長さ
だからです。
ディズニーアニメの中でも、個人的に特におススメなのがこのアナ雪(Frozen)とMr. インクレディブル(The Incredibles)です。
理由は簡単、とにかく面白く、何回、何十回みても全く飽きないからです。
このアナ雪(Frozen)徹底攻略法シリーズでは、アナ雪の映画を極力ストーリーに沿って順に解説していきたいと思います。
是非、エルザやアナ、クリストフのセリフを覚えて、実際に使ってみてください。
シーン1:幼児期、お城で
<お城の中、エルザの寝室で>
(Anna) Elsa. Psst! Elsa! Wake up. Wake up. Wake up! エルザ、ねえ、エルザ。起きて、起きて、起きて!
(Elsa) Ana, go back to sleep. アナ、、戻って寝なさいよ。
(Anna) I just can’t. The sky is awake, so I’m awake. So, we have to play. そんなこと出来ないわ。空は起きてるわ。私もよ。だから遊びましょうよ。
(Elsa) Go play by yourself. 一人で遊べば。
(Anna) Do you wanna build a snowman? 雪だるま作りたくない?
Psst: ねえ、ちょっと、おい、など人の注意を引く間投詞
・・・日本語でプシィーなんて呼び掛けると失礼な感じがしますが、ここでアナが使っているように、注意喚起としてごく普通に使われるんですね。
I just can’t: そんなこと出来ない
・・・just は否定語の直前に置いて「とてもじゃないが〜ない」という意味になります。I just can’tで、とてもじゃないが出来ない、とてもそんなこと出来ない、という強調表現になります。
The sky is awake, so I’m awake: 空が起きている、私も起きている
・・・ここでの so は、so do I や so I am と同じで、私も私も同じ、という意味で使われます。空が起きているは、「空が明るい」という意味です。
Go play by yourself: 一人で遊べ。向こうに行け
・・・webのCambridge dictionary で類似の表現として Go play with yourself がありました。”a rude way of telling someone to go away and stop annoying you”(向こうに行け、邪魔をするなと誰かに伝える時の無作法な言い方)だそうです。日本語でも同じですね。
<お城の階段、ホールで>
(Anna) Come on, come on, come on! 来て、来て、来て!
(Anna) Do the magic, do the magic. 魔法をやって、魔法をやって。
(Elsa) Ready? 準備はいい?
(Anna) This is amazing! 凄い!(Elsa) Watch this. 見て。
(Elsa) Hi, I’m Olaf, and I love warm hugs. やあ、僕はオーラフだよ。温かいハグが大好きさ。
(Anna) I love you, Olaf! 大好きよ、オーラフ!
(Anna) Tickle bumps! 面白い!
(Elsa) Hang on! しっかり!
(Anna) Catch me! 捕まえて!
(Elsa) Gotcha! わかった!
(Anna) Again! もう一回!
(Elsa) Wait! Slow down! Anna! 待って!もっとゆっくり!アナ!
(Elsa) Anna. Mama! Papa! No. No. アナ。ママ、パパ!いや、いやよ。
(Elsa) You’re ok, Anna. I got you. 大丈夫よ、アナ。私がついてる。
Tickle bumps: くすぐったくて面白い
・・・tickle は「くすぐる」、bumps は「コブ」「でこぼこ」「突起」などの意味です。雪の丘を滑り降りながら、でこぼこでガタガタすることがくすぐったくて面白い、という意味になります。Urban Dictionary では、”the act of someone ticketing your armpits wildly from behind“(誰かが背後から貴方の脇の下をくすぐる行為)とあります。ローラーコースターで落ちる時にも言ったりするようです。
Hang on: 頑張って、しっかり
・・・hang on は元々「捕まる」「しがみつく」「すがりつく」等の意味です。難しい、辛い、気弱な状況の相手の対し、今の状態を維持してなんとか続けろ、という意味での頑張ってです。
Gotcha: わかった
・・・I’ve got you の got you を発音のまま綴ったものです。「わかった」「捕まえた」「やっつけた」「仕留めた」などの意味になります。
I got you: 私がついてる
・・・ここでの get は「〜に到達する」「手に入れる」の意味で、あなたのところに来た、あなたと一緒にいる、などの意味となります。
<お城のホール、図書館で>
(King) Elsa. What have you done? エルザ。何をしたんだ。
(King) This is getting out of hand. 手に負えなくなってる。
(Elsa) It was an accident. I’m sorry, Anna. 事故だったの。ごめんなさい、アナ。
(Queen) Oh, she is ice cold. ああ、氷のように冷たいわ。
(KIng) I know where we have to go. どこに行くべきか分かってる。
What have you done?: 何をしたんだ?どうしたんだ?
・・・直訳では「何をしたんだ?」ですが、日本語だとニュアンスがきつくなります。「何をしたんだ?」「何が起きたんだ?」という方がニュアンス的には合っていると思います。
This is getting out of hand: 手に負えなくなっている
・・・out of hand で 「”hand” の外に出る」なので、hand をどう捉えるかで日本語の意味が変わってきます。”control” と捉えると「自分でコントロール出来る範囲の外に出て行く」=「手に負えなくなる」となります。hand を「仕事」「手間」と考えれば、「仕事を終えて」「手が離れて」となります。
Ice cold: 氷のように冷たい
I know where we have to go: どこに行くべきか分かってる、分かったぞ
・・・直訳はどこに行くべきか分かってるですが、分かったぞ、あそこに行こう、という時に使えますね。実際に日常の色々なシーンで使えそうです。バリエーションとして、I know what I have to do. I know when we have to leave. なども使えますね。
シーン2:幼児期、トロールの村で
<夜道で>
(Kristoff) Ice? 氷?
(Kristoff) Sven, faster! スベン、もっと早く!
<トロールの村で>
(King) Please! Help! It’s my daughter. お願いだ。助けてくれ。娘なんだ。
(Troll) It’s the king. 王様だ。
(Kristoff) Trolls? トロール?
(Bulda) I’m trying to listen. 聞いているのよ。
(Bulda) Cuties. I’m going to keep you. 可愛い子。私のものよ。
(Grand Pabbie) Your majesty. 陛下。
(Grand Pabbie) Born with powers or cursed? 生まれつきですか?呪いですか?
(King) Born, and they’re getting stronger. 生まれつきだ。どんどん強くなってる。
(Grand Pabbie) Here, here. こちらへ。
(Grand Pabbie) You are lucky it wasn’t her heart. ラッキーじゃ。心じゃない。
(Grand Pabbie) The heart is not so easily changed. 心は簡単には変えられない。
(Grand Pabbie) But the head can be persuaded. でも頭は説得できる。
(King) Do what you must しなければいけないことはしてくれ。
(Grand Pabbie) I recommend we remove all magic. 全ての魔法を取り除くのがよいでしょう。
(Grand Pabbie) Even memories of magic, to be safe. 魔法の記憶さえも。念のため。
(Grand Pabbie) But don’t worry. I’ll leave the fun. じゃが安心して。楽しい思い出を残そう。
(Grand Pabbie) She will be ok. これで大丈夫。
(Elsa) But she won’t remenber I have powers? でも私が力を持っていることを覚えてないの?
(King) It was the best. それが一番いいんだ。
(Grand Pabbie) Listen to me. Elsa. Your power will only grow. よく聞くのじゃ、エルザ。そなたの力はどんどん強くなっていく。
(Grand Pabbie) There is beauty in it, but also great danger. 力は美しいものじゃ。しかし大きな危険もある。
(Grand Pabbie) You must control it. Fear will be your enemy. コントロールしなければいかん。恐れはお主の敵となろう。
(King) No. We’ll protect her. She can learn to control it. I’m sure. そんなことにはならない。私たちが彼女を守る。彼女はコントロールすることを学ぶだろう。きっと。
<お城の中>
(King) Until then, we’ll lock the gates. We’ll reduce the staff. We will limite her contact with people, and keep her powers hidden from everyone, including Anna. それまでの間、門を閉ざそう。(城の)スタッフを減らそう。彼女と会える人を限ろう。彼女の力を全ての人から隠すのだ。アナからも。
Your majesty: 陛下
・・・majesty 自体は元々「尊厳」「威厳」という意味です。「威厳ある偉大なる貴方様」という尊敬表現から “Your Majesty” は「陛下」という意味になります。
Born with powers or cursed?: 生まれつきか?呪いか?
・・・「力と共に生まれてきたのか?呪われたのか?」です。冒頭にWas she が省略されています。
can be persuaded: 説得できる
・・・実際に説得するわけではなく、思い出をすり替えることで騙すことができる、なんとかなるという意味です。
Do what you must: すべきことをやってくれ
・・・これもI know where to go と同様に、応用のきく表現ですね。must を
have to に置き換えてもいいです。must でも have to でも最後に do が省略されています。(Do what you must do)
応用では、Leave when you want. Buy what you like. などいろいろ使えそうです。
remove: 取り除く
to be safe: 念のため
・・・原義は「安全であるため」。just to be safe や just to make sure などともいわれます。
Fear will be your enemy: 恐れはおなたの敵、恐れてはいけない
・・・直訳は「恐れはお前の敵となろう」。日本語としてはちょっと堅いので、ニュアンスとしては「恐れてはいけない」なんでしょうね。
I’m sure: きっと
・・・I’m sure that she can learn control it. ですが、倒置法でI‘m sure を最後にしています。that 節を前に持ってきて、I’m sure, I think, I guess などを後ろに持ってくることは口語ではよくありますよね。
Until then: その時まで
Lock the gates: 門を閉ざす
・・・アナ雪では、門はお城の物理的な門だけでなく、心の門の象徴でもあります。お話の中で、open the gates, close the gates などの表現が繰り返し使われます。そしてもちろん最後は、エルザの “we’ll never close the gates” に繋がります。
Reduce the staff: スタッフを減らす
・・・staff は集合名詞なので単複同形です。
limit her contact with people: 彼女の人との接触を限定する
Keep her powers hidden from everyone: 彼女の力を全ての人から隠し続ける
・・・keep xxx 過去分詞 でxxxを〜の状態で維持し続ける という意味にになります。
Including Anna: アナを含む
・・・「アナを含む全ての人から隠し続ける」という意味。from everyone including Anna です。
気に入ったフレーズは、定着のため、実際に使ってみよう!
気に入ったフレーズ、気になったフレーズは、まず声に出して読んでみましょう。
そして、自分が実際に使う場面を想像して、一人ロール・プレイをしてみるのも有効です。
でも、それよりも更におススメは実際にネイティブとの会話の中で使ってみることです。
ネイティブの友達がいれば一番いいのですが、そういう人は少ないでしょうし、実際にいたとしても、普段の普通の会話の中で、自分の興味あるフレーズばかりを練習するわけにもいきません。
やはり、英会話学校かオンライン英会話を使いことが一番効果的でしょう。
オンライン英会話
オンライン英会話の魅力はなんといっても安さです。
また特定の教育プログラムよりもむしろ会話重視のところが多く、授業の進め方は、こちらの希望をかなり聞いてくれます。
先生にもよりますが、「今日はこのフレーズを練習して定着させたい」と希望を伝えれば、いろいろなバリエーションで定着練習をしてくれることでしょう。
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個人的には、ビジネス英語を意識しているせいか、先生がしっかりしている印象を受ける Bizmates が好きですが、友達みたいな先生がいい方はレアジョブがいいかもしれません。
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オンライン英会話は面倒、あるいは、Face to Faceでないと会話が盛り上がらないという方は、英会話学校がいいでしょう。
しかし、グループレッスンでは自分の好きなフレーズ練習はできませんので、個人レッスンとする必要があります。
また、授業のプログラムやテキストがしっかり決まっているところより、生徒のニーズに合わせて自由度が高いカリキュラムを組んでくれる学校が、適しています。
その観点からは、お気に入りフレーズ定着練習には、GABAが圧倒的におススメです。
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