2)継続支える学習法

英語、読み書きは出来るけど、会話は簡単なフレーズも聴き取れない、、、何故?

英語はNews WeekもThe Economistも読める、英文Eメールや英文レターを書くのも苦ではない、でも、米国旅行でマックで注文しようとしたら、全然通じないし、店員さんの言っていることも全然分からない、、、

会社では英語ができると思われているけど、英語の電話を回されると、まわりに聞こえないように、こそこそ話し、冷や汗たらり、、

日本人ビジネスマンの多くは、多かれ少なかれ、そういった傾向があるのではないでしょうか?

かくいう私も、ずっとそうでした。

私は決して語学が苦手というわけではありません。スペイン語圏に10年以上住んでいたので、スペイン語の会話には不自由しません。

聞いて意味が分からない単語も、何と発音したかほぼ聞き取ることができます。

でも、英語は分かる単語はわかるけど、聴き取れない単語は何と言っているのか全然わかりません。

最近では大分マシになりましたが、英語にはまだまだコンプレックスを感じてしまいます。

どうして、英語はこんなにリスニングが難しいのでしょうか?

「音声知覚・認識・理解」ができていますか?

英語の単語や文法の知識は人並み以上なのに、会話は不安、、、

そういう方は、おそらく、聴いた音声を知識に結びつけるプロセス、「音声知覚」「音声認識」「音声理解」がうまくできていない可能性が高いと思います。

リスニングは、(1)「音韻を含む文法がまず共有されていることを前提」に、話者により発せられた言葉が、聴者に届くと、聴者はまず(2)「その音声を音として知覚し」、(3)「その知覚した音声を、知っている単語と結びつけ」、(4)「その認識した単語(あるいは単語の連続)を意味のある言葉として理解」するというプロセスに分解できます。

「文法知識はあるのに、聴いて意味が分からない」場合、この(1)から(4)のプロセスのどこかに

(1)文法知識(含、音韻)が十分ですか?

大前提として、外国語を理解するには、ある程度の文法知識は必要です。

単語を全く知らないと、どんなに耳が良くても、聴いたことを理解することはできません。

「ある程度」と言ったのは、その「程度」はその人のニーズによって違うからです。

ビジネスで取引先との交渉で切ったはったするのであれば、かなり高いレベルが必要ですが、込み入った話ではなく、挨拶+α程度の会話でいいのであれば、初級レベルでも十分でしょう。

ただ、ここで文法知識というとき、「音韻を含む」という点がポイントです。

単語のスペルも意味も知っているけれど、音韻(発音)を正しく覚えていないと(つまり、単語の「音」情報を覚えていないと)、単語をちゃんと覚えているとはいえません。

単語はいっぱい知っていても、単語を覚えるとき、目で見て覚えていて、正しい発音を聴いてセットで覚えていなければ、聴いてわかるわけがありません。

もし、単語を単語帳で目で見て覚えただけで、音声教材で確認したり、発音記号も覚えていないのであれば、「まずは、単語発音のおさらい」をするべきでしょう。

「フォニックス」の勉強もここに入ります。

スペルと発音記号の関係を整理すれば、単語一つひとつの発音記号を覚えなくても、ある程度発音を推定できます。

また、「消失」「結合」「フラップt(母音の間のtはl音に変わる)」「弱音」など、音の変化のパターンを覚えるのも、広い意味で文法に入ります。

「文法知識はあるのに」、、とぼやく人は、実はこの「フォニックスが弱い」という自覚jがない可能性があります。ぜひ、自分は大丈夫か、自己分析してみてください。

(2)音声知覚に問題はありませんか?

音声知覚とは、音声を音として知覚することです。

よく、リスニングが苦手が人が、「耳が悪いんですよね〜」と言うのを聞きますが、もし本当に耳が悪くて音が聴き取れないなら、英語だけではなく、日本語の音も聴き取れないはずです。

日本語聞き取りに問題ないのなら、音声知覚自体には問題ないといえます。

(3)音声認識はできていますか?

文法知識はあると思っているのに、リスニングが苦手、という方の多くは、ここが苦手の可能性が高いでしょう。

単語はいっぱい覚えているけれど、覚えている発音が、無意識のうちに、日本語発音に変換されているか、英語っぽい発音で覚えているけれど、正しい英語発音で覚えていないと、知覚した音を知っている単語に結びつけることができません。

この問題は、(1)の「フォニックス」知識が不十分な場合とも密接に関係しています。

フォニックスの知識が不十分だと、知覚した音を知っている単語に結びつけることができません。

フォニクスの知識はあっても、単なる知識で慣れていないと、やはり知覚した音を知っている単語に結びつけるのは、そう簡単ではありません。

特に「弱音」は注意が必要です。

学校教育では「弱音」はほとんど教えられません。

弱音とは、前置詞や代名詞等で音が強音と弱音の2種類があるものです。

強音は強調したい場合だけしか使わず、会話では弱音が使われる場合が大半なのに、強音だけで単語を覚えていると、弱音で知覚した音を、知っている単語に結びつけることができません。

英語の発音は日本語にない音が多く、そもそも聴いた音が知っている単語に結びにくい状況にあります。

やはりフォニックス等の知識を深めた上で、リスニングのトレーニングで、数をこなして音に慣れるのが効果的といえます。

ひと昔前は、単語を暗記するときに、発音まで聴いて覚える手段なんて限られ、簡単ではありませんでしたが、最近では、音源付きの単語集や各種アプリでが、簡単に発音の確認ができます。

是非自分に合ったやり方を見つけてください。

(4)音声は正しく理解できていますか?

最後は音声理解です。

個々の単語の音声を正しく認識できても、リスニングの内容が長いと、話されているスピードでそのまま前からどんどん理解していかないと、文全体の意味を正しく理解できません。

ここは練習しかないでしょう。

少しゆっくり目の素材から始め、徐々にナチュラルスピードに慣れていくのが良いでしょう。

ゆっくり目の素材でおすすめはディズニー映画です。

お気に入りのディズニー映画を一つ決めたら、とにかくそれを繰り返し何度も何度み聞く、セリフを覚えるまで聞く、聞きながらシャドーイングする、のがおすすめです。

まとめ

一口に「リスニングが苦手」といっても、どのプロセスが苦手かによって対処方法は異なります。

まずは自分に苦手なのはどのプロセスか、何が不足しているのか、正しく自己分析することが、第一歩です。

正しいスタート地点にたてば、効果的・効率的に勉強を進めることができます。

どうやって勉強していいか分からない、自分の勉強法が効果的かどうか不安、という方は、是非一度自己分析してみてください。

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