2020年12月31日の東京ドームの無観客コンサートのライブ配信をもって、遂に嵐が活動休止を迎えました。
2019年1月の発表から、約束の2年間の感謝の期間を経て、予定通りの活動休止ですが、世界的なコロナ禍の猛威で、その活動は予定通りとはいきませんでした。
2020年は、4月に北京公演、5月に新国立競技場でのアラフェス、7−8月は東京オリンピック・スペシャルナビゲーター、11月にはロサンゼルス公演と、国内外で華々しい活動が計画されていましたが、全てキャンセルまたは大幅な変更を余儀なくされました。
そんな中でも、無観客ライブや、手洗いソング、紙芝居集団などで、コロナ禍で沈むみんなの心を癒してくれました。
そして、2020年の活動でもう一つ印象的だったのが、英語での情報発信の拡充です。
2019年11月のアジア弾丸記者会見とSNS解禁以降、海外、特にアジアのファンを意識した英語での情報発信が目に見えて増えました。
Twitterでは必ず英訳が付けられ、Turning Up, In the Summer, Whenever You Call, Party Starters, Do You...?, The Music Never Endsなど英語をメインにした新曲を立て続けに発表、またRebornシリーズで、Love So SweetやA-RA-SHI, One Loveなどの代表曲を英語版として新たにリリース。
大晦日のライブ配信のオープニングでも”We are ARASHI—-“と英語で始まり、挨拶も所々、自ら英訳していました。
日本語がわからない海外ファンには、自分たちの方も向いてくれていると感じることができた1年だったのではないでしょうか。
嵐の海外ファンの反応に関する英字報道
活動休止を遂に迎えた年末年始には、英字新聞でも、そうした嵐の海外ファンの反応に関する報道が見られました。
共同通信(抜粋)
タイトル:Int'l fans thank Japan pop group Arashi as it starts hiatus
活動休止にあたり、海外ファンが日本のポップグループ嵐に感謝
Fans in and outside Japan have taken to social media with messages and videos of gratitude for popular Japanese boy band Arashi, which went on hiatus from New Year's Day on Friday.
国内外のファンが、新年から活動休止した日本の人気男性グループ嵐に、ソーシャルメディアで感謝のメッセージとビデオを送っている。
In the run-up to the hiatus, fans from the Philippines ran a video message at a shopping mall in the capital Manila in late December. 活動休止が近づく中、フィリピンのファンは、12月に首都マニラのショッピングモールで、ビデオメッセージを流した。
A 15-second video clip saying "Thank you" to Arashi in Japanese and showing images of fans was displayed on an object in the shape of a globe.
15秒のビデオクリップは、球体上で、日本語で嵐に「ありがとう」と言い、ファンの映像を映す。
Isa Marie Filio, 26, and Marjorie Kei Garcia, 32, said the project, called "Salamat Arashi," using the Filipino word for "Thank you," was launched in November to express gratitude to Arashi for its "efforts to reach out" to overseas fans.
Isla Marie Filio 26歳とMarjorie Kei Garcia 32歳は、フィリピン語で「ありがとう」という単語を使ったSalamat Arashiと呼ばれる、海外ファンに向けた努力をしてくれる嵐に感謝の気持ちを表すプロジェクトが11月に立ち上がったと言う。
Filio first learned about Arashi through the 2005 hit teen romance TV drama "Hana Yori Dango" starring Matsumoto, which was aired in the Philippines.
Filioが嵐を初めて知ったのは、フィリピンでも放映された2005年の松本主演の10代のロマンスTVドラマ「花より男子」だ。
She said the band's members appear "very approachable and easy to be friends with."
彼女は、嵐のメンバーは「とても身近で友達みたいだ」と言う。
Garcia was thankful to the group for "reaching out to overseas fans with English songs before their hiatus."
Garciaは、嵐が活動休止前に英語の歌で海外ファンに手を差し伸ばしてくれたことに感謝している。
In a YouTube video a group of fans from Malaysia sang "Whenever You Call," the group's first all-English song, written and produced by Grammy artist Bruno Mars.
YouTubeビデオで、マレーシアのファンは、嵐の初の全て英語の歌でグラミー賞アーティストのブルーノ・マーズが書きプロデュースしたWhenever You Callを歌った。
Fans from Peru posted a video thanking the group and saying it is "not a goodbye."
ペルーのファンは、嵐に感謝しながら、これがさよならじゃないよねと語るビデオを投稿した。
Bandwagon:東南アジアをカバーするエンタメ情報(抜粋)
タイトル:ARASHI fans set up Twitter parties and fan projects to say 'Thank You ARASHI' ahead of the band's upcoming hiatus
嵐ファンが、来る活動休止を前に、「ありがとう嵐」のファンプロジェクトをTwitterに立ち上げ
Ahead of their hiatus, their Filipino fans took over Twitter and SM Mall of Asia with a special 'Thank You Arashi' project.
嵐の活動休止を前に、フィリピンのファンはTwitterとショッピングモール Mall of Asiaで、「ありがとう嵐」という特別プロジェクトを展開した。
In an effort to showcase their gratitude for the last 21 years of ARASHI, fans set up a hashtag party that saw fans reminiscing over their favourite moments of the band, and even displayed a video message thanking the band on SM MOA's iconic globe.
嵐のこの21年間に感謝を示すため、ファンは、ハッシュタグを設定し、嵐のお気に入りの瞬間の思い出を語ったり、ショッピングモール Mall of Asiaの象徴である地球儀上で嵐への感謝のメッセージを投影したりした。
After the Twitter party, #SalamatARASHI trended #3 in the Philippines.
Twitterで盛り上がった後、#SalamatARASHIはフィリピンでトレンド入り第3位を果たした。
Fans from all over the world also joined to together for a virtual choir in celebration of ARASHI's music through the years.
世界中のファンがバーチャル合唱に参加
Organised by fan group Onion Project, fans sang a cover of the group's track 'The Music Never Ends', off their newest album, This is ARASHI, while also sharing their favourite merch and concert memories.
玉ねぎプロジェクトというファングループでは、ファンは最新アルバムThis is ARASHIからTheMusic Never Endsのカバーを歌い、お気に入りの商品やコンサートの思い出を共有したりした。
まとめ
2つの記事を紹介しましたが、どちらの記事でも、海外ファンが、嵐が最後の年に意識して増やした英語の歌や英語での情報発信に感謝し、ファンからも自発的に嵐への感謝のメッセージを発信していたことが語られています。
ファンに寄り添う嵐の姿勢は国内ファンだけでなく、海外ファンにも向けられ、それに海外ファンもしっかりと答えていたことが分かります。
惜しまれつつ活動を一旦休止する嵐。
でも海外ファンもいうように、it is not a goodbye と信じ、またいつか、5人揃った「嵐」に会える日を楽しみに待ちましょう!
嵐関連記事
嵐関連記事の一覧リストはこちら↓