実写版アラジン、もう見ましたか?
今日は、実写版アラジンを見ていて気になったフレーズをひとつご紹介します。
“Diamond in the rough” です。
映画では、「ダイヤの原石」と訳されてました。
ジャファーは魔法の洞窟(Cave of Wonder)から魔法のランプを取り出したいが、魔法の洞窟はこう言います。
<Cave of Wonder> 魔法の洞窟
Only one may enter here. たった一人だけが入ることが出来る。 One whose worth lies far within. その価値をずっと奥底に秘めた者だ。 A diamond in the rough. ダイヤの原石だ
ラフな状態のダイヤモンド、つまり、磨いていないダイヤモンド、ぶっきらぼうだが根は親切な人、荒削りだがすぐれた素質をもった人、といった意味になります。
英文を見れば、なるほど、そうかなと分かりますが、ダイヤの原石という日本語からこの英文を思いつくのは、知らないとなかなか出てこないかもしれませんね。
ちなみに、
Merriam-Webmasterでは、”a person who has talent or other good qualities but who is not polite, educated, socially skilled, etc.: something that is in poor condition but that is likely to become valuable with appropriate care or attention”と定義されています。
人間だけでなく、物にも使えるんですね。
また
Cambridge Dictionaryでは、”a person who is kinder and more pleasant than they seem to be from their appearance and manner” とあります。
ちょっと日本語でイメージする所謂ダイヤモンドの原石とは違った意味でも使われるようです。
なお、A diamond in the rough は米語表現で、イギリス英語では、A rough diamond というようです。
映画では、アラジンがダイヤの原石と見込んだジャファーが、言葉巧みに、アラジンに魔法の洞窟に入りランプを取ってくるようにそそのかします。
<Jafar>
You stumbled upon an opportunity. お前はいい機会に恵まれた。 I can make you rich. 俺はお前を金持ちに出来る。 Rich enough to impress the princess. 姫様に感銘を与えるのに十分なくらい凄い金持ちにな。
<Aladdin>
What would I have to do? 僕は何をすればいいの?
<Jafar>
There is a cave of wonders. 不思議の洞窟がある。 Bring me the lamp. ランプを持ってこい。
Diamond in the rough、是非、使ってみてください!